最近のマイレージ「傾向と対策」

 

裏技が減少した近年のマイレージプログラム

マイレージプログラムは、導入初期においては大判振る舞いのキャンペーンも盛んに展開され、知る人ぞ知る裏技を駆使することでとんでもないマイルが貯めれる時代もあった。

最近ではマイレージプログラム自体が広く定着されたこともあり、昔のような裏技は使える機会は減少傾向にあるといえるだろう。
(陸マイラー向けの一部の裏技は除く。この記事ではテーマが異なるので詳細は省略)

一方、いろんなシーンでマイルを獲得・活用しているマイラーが多くなってきたように思うが、まだまだ最近の変化を把握できおらず活用できていない方も多いように思う。

着実にマイルを獲得し、うまくマイルを活用するためには最近の傾向を把握しておくことは重要だ。

ということで今回は最近のマイレージ業界におけるトレンドと対策について掲載する。


低運賃フライトマイル積算率低下の傾向

 

特に飛行機に乗って貯める「フライトマイル」についてはここ10年で制度が大きく変わってきた。

まず日系航空会社のマイレージプログラム(ANAマイレージプログラム、JALマイレージプログラム)の場合、かつては国際線正規割引運賃の最低積算率が区間マイルの70%もあった。

パッケージツアーなどで使われる運賃でも50%となっていたが、今では正規割引運賃であっても割引率が高い運賃の場合(つまり割引込みの安い運賃)積算率がわずか30%まで抑えられるようになった

これがどのくらい低いかというと、例えば30%の積算率だと、日本からニュヨークまで往復してもわずか4,000マイルしか貯まらない計算だ。

日系航空会社だと最低でも30%積算となっているが、シンガポール航空、タイ国際空港、ターキッシュ、エアラインズなど一部の航空会社では積算不可の運賃、もしくは自社マイレージプログラムのみ積算可能といった特殊運賃もある。

特にセールやキャンペーンなどで激安航空券を購入した場合などは、マイルが積算できるのかどうか、何%積算されるのかしっかり確認しておきたいところだ。

航空運賃のフライトではマイルが貯まりにくい傾向になってきたといえるが、フライトでマイルを効率的に貯めるためには積算率をチェックして少しでも貯まるフライトを選ぶようにしよう。同じぐらいの料金ならフライトマイルが貯まる方を選ぶようにするといいだろう。


北米系航空会社のマイレージプログラムの変化「距離制から金額制へ」


フライトマイルでもっとも大きな変更があったのが、北米系航空会社のマイレージプログラムだ。

ユナイテッド航空「マイレージプラス」、デルタ航空「スカイマイル」のプログラムにおいては、飛行距離ではなく、実際に支払った金額をUSドルに換算して、1USドルあたり5マイル積算されるようになった。

これは一般会員の場合で、上級会員になると最大1USドルあたり、11マイルまで積算レートがアップする。

仮に1,000USD(=約11万円)の航空券を購入した場合ならば、5000マイル〜11,000マイルが貯まることになる(マイレージ会員の種別によって異なる)


アライアンスの枠を超えた提携が増加


ここ10年で提携会社航空会社(アライアンス)の在り方にも変化があった。

最近では異なるアライアンスに加盟する航空会社同士でマイレージ提携をするケースが増えている。

例えば、ANAはスターアライアンスに加盟しているが、スカイチームに加盟しているガルーダ・インドネシア航空や、ベトナム航空、航空連合に未加盟のフィリピン航空などと独自提携している。

JALはワンワールドに加盟しているが、スカイチームに加盟するエールフランス航空、大韓航空、中国東方航空などと提携していて、それぞれの便でマイルが貯めれるのはもちろん、特典航空券の利用も可能だ。

従来のアライアンスは引き続き重視しながらも、強化したいエリアにおけるパートナーとして他のアライアンスに加盟の航空会社と提携することも珍しくなくなってきたということいえるだろう。

独自アライアンスの提携も増えてきたことで、マイル旅行でいきたいところにいけるパターンが増えてきた。これにより、通常便のフライトチケットは埋まっていても、独自アライアンスパートナーの航空便ならチケットが取れるというケースがあったりする。

例えば、ANAのANAマイルで特典航空に交換し、セブに行こうとすると、結構チケットが埋まっていることが多いのだが、
ANAマイルを使って、独自提携先のフィリピン航空の特典航空券を取るのであれば、ガラガラだったりするのだ。

狙っていた特典航空券が取れなかった場合は、独自アライアンスの特典航空券であれば確保できることがよくあるので、必要に応じて活用して行こう


マイル計算方法の変化

 

マイルから特典航空券への交換に必要なマイル数の計算方法も少しづつ変化してきている。


ANAでは搭乗日によって「レギュラーシーズン」「ローシーズン」「ハイシーズン」の3つに分けて必要なマイル数に差をつけている


JAL
では閑散期にディスカウントマイルを実施したりJALカード会員向けに割引を実施したりしている。最近では国際線のファーストクラス、ビジネスクラス向けに曜日限定特典として、平日は通常よりも少ないマイル数で利用できるようになった

中でも、ユニークなルールを採用しているのはデルタ航空の「スカイマイル」。必要マイル数は、飛行機の空席連動で決定する方式となり、空席が多い便では少ないマイル数、空席が少ない便では多めのマイル数に設定される。同じ路線でも搭乗日や便によって必要マイル数が異なることになる。


マイルの活用法の広がり

貯めたマイルの活用方法も広がってきている。


特典航空券やアップグレード特典への交換以外にも、日系のJAL, ANAでは航空券の購入時に使える電子クーポン、外資系航空会社ではマイル+現金で航空券が購入できるなど、昔にはなかった方式でマイル活用することが可能になっている。

他にも電子マネー、ホテル宿泊で使えるクーポン、ギフトなど航空券以外に交換できる種類が随分多彩になってきた。それだけマイルが世の中で一般的になり価値が認められてきた証拠だろう。

色々な交換先が増えてきたのは確かにいいことではあるのだが、現金ベースでの還元率で考えると特典航空券への交換が圧倒的にお得だ。

間違っても特典航空券以外の景品、クーポン、ギフト券などと交換しないように。

1マイルがいくらの現金に換算できるのかに着目してみよう。

例えばマイルを使ってある景品を15,000マイルで交換できるとする。

その景品をアマゾンなどのショッピングサイトで検索すると15,000円以下で購入できることが多いのだ。(15,000円どころか、半額以下にしかならない場合も多々あり。なら現金で買った方がいいよね。)


つまり特典航空券以外のものに交換すると1マイル=1円かそれ以下の還元率になってしまうのだ。。


一方、特典航空券の場合、15,000マイルを特典航空券と交換すれば、
30,000円分以上の航空券のチケット交換できるのが一般的だ。


特典航空券と交換すれば、1マイル=最低2円以上の価値がある。貯めた
マイルは、基本的には特典航空券に交換しよう。


マイルの有効期限が迫り、使いきれず失効しそうな場合などに、
致し方なく交換先として使用するまでに留めるのが基本的方針となる。


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