▼世界各国のビジネスクラスラウンジに、エコノミークラス、上級会員でなくても入る方法
ビジネスクラスラウンジは、搭乗までゆったりすることができぜひとも利用したい方も多ことだろう。
しかし、ビジネスラウンジに入るためには、ビジネスクラスの乗客になるか、マイレージプログラムの上級会員になることが条件となっており、ビジネスラウンジと縁のないトラベラーも多いのではないだろうか。
この条件緩いようでキツイ。マイレージの上級会員でない利用クラスがエコノミークラスであればもれなくビジネスクラスラウンジには入れないことになる。
しかしビジネスラウンジに入るための抜け穴がある。 それは、プライオリティパス(Priority Pass)だ。
プライオリティパス(Priority Pass)があれば、マイレージの上級会員でなく、エコノミークラスであっても、ビジネスクラスラウンジに入ることができる。
プライオリティパス(Priority Pass)とは、世界中の空港を対象とした、空港ラウンジ会員プログラムのこと。
プライオリティパスは、世界中の空港のラウンジと提携しており、プライオリティパスを持っていると120カ国400都市で700以上の提携ラウンジに入れることができるのです。その提携しているラウンジにビジネスラウンジも含まれるのだ。
これはとてもすごいことで、よくあるクレジットのゴールドカードで入れるラウンジではないことだ。
ゴールドカードで入れる一般的なラウンジは休憩室のような感じは否めないが、ビジネスクラスラウンジになると、軽食、ビール飲み放題、ソファー、各種設備、施設がそれなりに揃っている。
プライオリティパスで入れるビジネスラウンジ
ではプライオリティパスでどんなビジネスラウンジにはいれるのか。提携ビジネスラウンジの一部を掲載する。
国名 | 空港名 | ラウンジ名 |
---|---|---|
日本 | 成田空港 | 大韓航空ラウンジ |
日本 | 関西空港 | 大韓航空ラウンジ |
日本 | セントレア空港 | スターアライアンスラウンジ(ANA/他社の共有ラウンジ)、大韓航空ラウンジ |
日本 | 福岡空港 | 大韓航空ラウンジ |
韓国 | ソウル・仁川空港 | 大韓航空ラウンジ、アシアナ航空ラウンジ |
韓国 | プサン空港 | 大韓航空ラウンジ、アシアナ航空ラウンジ |
韓国 | チェジュ空港 | 大韓航空ラウンジ、アシアナ航空ラウンジ |
中国 | 北京空港 | 中国国際航空ラウンジ |
シンガポール | シンガポール空港 | Sky Viewラウンジ(キャセイパシフィック航空ラウンジ) |
ロシア | モスクワ・ドモジェドヴォ空港 | S7航空ラウンジ |
フランス | パリ・シャルルドゴール空港 | エアカナダラウンジ |
スイス | チューリッヒ空港 | スイス航空ラウンジ |
ドイツ | デュッセルドルフ空港 | エアベルリンラウンジ |
タヒチ | パペーテ空港 | エアタヒチヌイのラウンジ |
フィジー | ナンディ空港 | エアパシフィック航空ラウンジ |
ヨルダン | アンマン空港 | ロイヤルヨルダン航空ラウンジ |
アメリカ | ロサンゼルス空港 | スカイチームラウンジ、エアカナダラウンジ、エールフランス航空ラウンジ、 アラスカ航空ラウンジ、ヴァージンアメリカ航空ラウンジ |
アメリカ | シアトル空港 | アラスカ航空ラウンジ |
アメリカ | シカゴ・オヘア空港 | エールフランス航空ラウンジ |
アメリカ | ニューヨーク・JFK空港 | 大韓航空ラウンジ |
アメリカ | ワシントンDC・ダレス空港 | ブリティッシュエアウェイズラウンジ |
アメリカ | ボストン空港 | エールフランス航空ラウンジ |
アメリカ | ポートランド空港 | アラスカ航空ラウンジ |
カナダ | トロント空港 | アメリカン航空ラウンジ、エールフランス航空ラウンジ |
メキシコ | メキシコシティ空港 | アエロメヒコ航空ラウンジ、アメリカン航空ラウンジ |
ブラジル | サンパウロ空港 | アメリカン航空ラウンジ、ゴル航空ラウンジ |
ブラジル | リオデジャネイロ空港 | アメリカン航空ラウンジ、TAMブラジル航空ラウンジ、ゴル航空ラウンジ |
コロンビア | ボゴタ空港(エルドラド国際空港) | アビアンカ航空ラウンジ |
パナマ | パナマシティ空港(トキュメン国際空港) | コパ航空ラウンジ |
注:予告なく変更される可能性あり。
プライオリティパス保持者は、上記ビジネスクラスラウンジに入ることができる。 特筆すべきは、国内主要4箇所の空港でも使用できること。 成田空港、関空、セントレア空港、福岡空港も含まれている。毎回国内・海外旅行でビジネスラウンジが使用できてしまうのだ。
プライオリティパスだと、どの航空会社を使用していても関係ない。LCCだってビジネスラウンジに入れる。
通常、マイレージ上級会員であっても同じアライアンスでない限りは、ビジネスクラスのラウンジには入れない。プライオリティパスがあれば、LCCやマイル旅行、どんな航空会社だって関係なく提携のラウンジへ入ることができる。
豪華な食事付き提携VIPラウンジ
さらに、プライオリティパスには特典があり、VIPラウンジにも無料で入れてしまうことだ。プライオリティパス会員が入れるVIPラウンジ数は、世界中だと700にもなる。その中でも食事が豊富に提供されるVIPラウンジが注目だ。
食事が豪華と言われるVIPラウンジの一部と特徴を紹介する。
国名 | 空港名 | VIPラウンジ名 | 特徴 |
---|---|---|---|
韓国 | ソウル仁川空港 | HUB ラウンジ | サラダ・麺類が主に豊富 |
香港 | 香港空港 | プレミアムプラザラウンジ(1番ゲート付近) | サラダバー、ヌードルバーなどあり |
上海 | 上海・浦東空港 | VIPラウンジ(37番ゲート付近) | |
シンガポール | シンガポール空港 | Green Market(グリーンマーケット) | 日本食ビュッフェあり!サーモンの刺身も。 |
ロンドン | ロンドンヒースロー空港(第2ターミナル) | プレミアムプラザラウンジラウンジ | ホテルのランチビュッフェレベル |
注:内容・提携ラウンジは予告なく変更される可能性あり 香港、上海、ロンドンヒースローは入れるビジネスクラスラウンジがないものの、食事内容が充実しているVIPラウンジに入れるというのはプライオリティパスの強みだ。
プライオリティパス年会費を大幅に節約する方法とは?
ここまではプライオリティパスがいかに素晴らしいかという説明だったのだが、もちろんこれだけのメリットを有するプライオリティパスを入手するためにはそれなりの年会費が発生する。
プライオリティパスを持つには以下3つの会員プランが準備されている。
プラン | 年会費 | 利用料・ラウンジの利用回数 |
---|---|---|
プレステージ会員 | 399米ドル/年(=約48,000円/年) | 無料(利用制限なし) |
スタンダードプラス会員 | 249米ドル/年(=年間約30,000円/年) | 10回まで無料(10回以降は1回につき27米ドル) |
スタンダード会員 | 99米ドル/年(=約12,000円/年) | 毎回27米ドル |
※1ドル=120円換算の場合。
理想は上記表の通り、プレステージ会員になることだが、その場合、年会費が399ドル(=約48,000円/年)と結構高いので躊躇してしまう方が多いのではないかと思う。
旅行に年1回、2回ぐらい行くぐらいではペイできない方もいる方もいるだろうしスタンダード会員だと毎回27ドルもかかってしまうので、結果的に数万円かかってしまったという可能性もあるかと思う。
プライオリティパスの最上位毎回無料のプレステージ会員にはるかに少ない年会費でなれる方法があるのです。
それはプライオリティパスと提携しているクレジットカードを入手し、クレジットカード経由でプライオリティパスに入会するという方法です。
つまりクレジットカードの年会費分だけで無料でプライオリティパスのプレステージ会員になることができる。
直接プライオリティパスには入会せずに提携しているプライオリティパス付帯を特典としているクレジットカードを入手した方がお得というわけです。
実は、このサイトに訪問されている方であれば、ご存知の方も多いかと思うが、プライオリティパスと提携しているクレジットカードは多くある。
しかし、そのクレジットカードの年会費は数万以上のものが一般的だ。その中でも年会費が安いものを選定すると以下の3枚になる。
・楽天プレミアムカード 11,000円
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円
・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円
(これ以外にもあるが年会費はさらに高くなるので省略)
見ての通り、楽天プレミアカードが圧倒的に年会費が安い!
プライオリティパスのプレステージ会員だけでも約48,000円相当ということを考慮すると直接入会するよりも37,000円分節約できたことになるのだ。
楽天プレミアであれば1.1万円の年会費で済むので、もし年少ししか利用しなくても出費は低く抑えれる。
このように年間1.1万円の出費で、世界各国のビジネスクラスラウンジに、エコノミークラス、上級会員でなくても入ることができることになる。
楽天プレミアカード入手の上、プライオリティパス会員になりラウンジを利用する方法
カード入手からラウンジ入室までのステップは次のようになる。
ステップ1: 楽天プレミアムカードに入会
ちなみに楽天カードに入会すると楽天ポイントがプレゼントされるので、初年度年会費は実質無料。
楽天ポイントは1ポイント=1円の価値がある。ちなみに、楽天ポイントは50%の還元率でANAマイルに交換できる。
↓
ステップ2 楽天プレミアムカードが到着した後、プライオリティパスに申込む!
楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」ログインし、【資料などのお申込・ご請求】から申し込むことができる。
申し込み後、通常1~2週間でプライオリティパスの会員カードが届きます。 カードと共にこの冊子が届く。この冊子には120カ国400都市にある700以上の提携ラウンジの情報が載っている。 ↓
ステップ3 ラウンジへレッツゴー!
海外・国内旅行時に、対象のラウンジでプライオリティパスと航空券などのフライト情報がわかるものを掲示しラウンジへ無料で入室。ビジネスラウンジ&VIPラウンジを楽しもう! となる。
私自身日本国内、海外でもプライオリティパスのおかげで世界各国のビジネスラウンジにお世話になってきたマイレージトラベラーの1人。当時は、楽天プレミアに付帯していることを知らなかったので年間約3万円のクレジットカードでプレイオリティパスを入手していた。。もちろん楽天プレミアにプライオリティパスが付帯していることに気づいてからは乗り換え済だ。もし世界各国に行く機会があるのであれば、たったの1万円でプライオリティパスのプレステージ会員が付いてくるのはかなりお得なのは間違いない。